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遠く離れた2ヵ国の子どもたちが描く「将来の夢」 

~夢を通してつながる日本とタンザニア~

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プロジェクトで叶えたいこと

  • 子どもたちが置かれている生活や教育環境、文化、習慣の違いが生む「夢」への影響を考えてもらうこと

  • 他者の夢を知ることで、子どもも大人も世界の広さを知り、個々の視野を広げ、将来の可能性を信じてもらうこと

  • 遠く離れた両国、文化も言語も多くの違いがある中で、子どもの夢の共通点を知り、互いの国や人々に親近感を持ってもらうこと

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プロジェクトの効果

夢の画を描いてもらうと環境の違いから両国間で面白い発見があります。


観光地として有名なセレンゲティ国立公園が近くにあるタンザニアのマラ州の子どもは「動物を密猟者から守るレンジャーになりたい」という子どもや「幸せな家庭を築きたい」と言って、たくさんの子どもと家の周りにたくさんの野生動物を描く子どもが多いです。一方で、「カッコいいからパイロットになりたい」と飛行機を書いたり、「可愛いく動物をしてあげたいからトリマーになりたい」と動物とハサミやドライヤーを描く日本の子ども。
 

この違いから私たちは沢山の成果がえられます。
 

1つ目の成果は、日本とタンザニアの子どもたち双方が世界を知る事につながることです。知らなかった職業を夢を通して知ることで、世界は広く、自分の環境は限られた範囲や視点であることに気づくことでしょう。これは、子どもだけではなく、保護者や教育者にとっても同じです。一方で、両国で同じような夢、医者や学者、警官などを描く子どもも多いです。全く違う環境下にいながらの共通点を知ることで、互いの国に親近感を生むことにもなります。
 

2つ目の成果は、実際に絵を描いた子どもたちが夢を具体的に目標化することや他人の夢に大きく触発されることです。タンザニアのマラ州では、野生動物が身近にいる上、十分な教育が受けらないことで自然資源の貴重さに気づくことなく手っ取り早くお金を稼ぐ手段として密猟の道へ入ってしまう子どもたちや、「女の子だから」という理由で、学校教育よりも家の仕事を手伝うことを強制させられている子どもたちが多く、その状況を変えるきっかけを提供し、将来に夢を持てるようになると考えています。
 

3つ目の成果は、学習意欲の高まりです。実際にTOFAが支援しているタンザニアの小学校は、支援に触発された生徒たちの学習意欲が高まり優秀な成績を収め、国から表彰されています。また、タンザニアを実際に訪ねた日本人の子どもたちは、ストレス過多な社会でとても疲弊しているものの、大きな社会を見ることで自分の世界の狭さを感じストレスの軽減に加え、やる気の向上につながっています。世界の広さ、多種多様な人がいる事を知ることで、この流れは絶対的に加速すると考えています。

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​3つのイベントを開催します

①描画イベント(開催国:タンザニア、日本)

 タンザニア北部マラ州の農村部にある公立小学校の生徒と日本全国の小学生に「将来の夢」というテーマでパステル、クレヨンなどで画用紙に絵を描いてもらい、また動画撮影にて描いた絵(夢)を語ってもらう予定です

②展示会(開催国:タンザニア、日本)

 夢の画をタンザニアでは支援先の公立小学校で、日本ではイベント会場で展示発表を行います。この展示イベントは、絵を描いた子どもやその保護者だけではなく、教育関係者、学校関係者、地域住民など多くの方々、日本では在日タンザニア人がタンザニアではTOFA関係者や有志が参列し交流の機会を設ける予定です

③オンライン報告会(開催国:日本)

 描画イベント及び展示イベントでの大人の反応などを中心に集めたフィードバックを発表する会を設け、実施したイベントからの学びを深める予定です

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助成金交付が決定しました!

このプロジェクトの活動費用は、2024年度 日本万国博覧会記念基金事業助成金の交付を受けて一部運用しています。

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